ガイドの目次
  1. はじめに
  2. はじめての接続
  3. Node
  4. ノブと画面
  5. Duck
    1. これは何か
    2. つなぎ方
    3. 電源の入れ方と起動
    4. ノブの操作
    5. 画面の見方(ホーム)
    6. 曲ごとの設定(SET)
    7. よく使う操作
    8. 困ったとき
    9. 前の演奏会の曲番号を全部外す
    10. 工場出荷に戻す
  6. Ghost
  7. Maestro
  8. 演奏会で曲を替える
  9. 困ったとき
  10. 対応機種

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Duck の使い方

これは何か#

エレクトーンのリズムに合わせて、選んだボイス(アッパー1 など)の音量を一瞬下げて戻す機器です(ダッキング)。1小節のどこで下げるか(毎拍 / 2拍目と4拍目 / 裏拍 / 16分刻み など)をパターンで選べます。下げる深さ・速さ・戻る速さと、どのボイスを下げるかをノブで決めます。曲ごとの設定を30曲ぶん覚えておき、演奏会のプログラムの曲番号(A2 など)で選んで、曲と曲の間にノブで切り替えられます(曲ごとの設定)。効くのはつないだ1台のエレクトーンだけです。

つなぎ方#

正面(端子の無い面)から見て:

面端子の名前(刻印)何を挿すか
左側面EL SIDE - 5V OUTLAN ケーブルで、音量を下げたい EL の Node の NEXT DEVICE
右側面NEXT DEVICE - NO POWER使わなければ空けておく。続けるなら Ghost の EL SIDE や Maestro の EL 1〜EL 4
背面5V IN - POWER ONLYUSB-C ケーブルで USB 電源へ(これが Duck の電源。パソコンとの通信はしません)
画面ノブNEXT DEVICENO POWEREL SIDE5V OUT5V INPOWER ONLY手前(ノブの側)
Duck の端子。上から見た図。下が手前(ノブのある側・演奏する人の側)
EL 1NodeDuckGhostMIDINEXT DEVICEEL SIDENEXT DEVICEEL SIDE
Duck の先に Ghost をつなぐ例

電源の入れ方と起動#

  1. つなぎ終えてから 5V IN - POWER ONLY に電源を挿します(電源スイッチはありません)。
  2. 起動のアニメーションが流れます。ノブを押すと飛ばせます(飛ばすときに押しても、設定は変わりません)。
  3. ホームの画面になります。電源を入れると、いつもダッキングが ON の状態から始まります。設定は最後に選んだ SET(右上の番号)のものです。

ノブの操作#

操作ホーム値を変えている途中GROUPS の格子 / PATTERN の画面
回すカーソルが SET(右上の番号)→ 曲番号(番号の左に ▶。曲番号を付ける)→ DEPTH → PATTERN → ATTACK → RELEASE → GROUPS と動く値が変わる(回した瞬間に音に効く)< → U1 → U1 の数 → U2 … / < → 名前 → 拍子 → (自分用なら)マス1 … マス16 と動く
短く押す値を変えられるようになる(SET なら曲を選べるようになり、曲番号なら曲番号を付けられるようになる)/ PATTERN・GROUPS ならその画面へ確定(自動で保存。SAVED が約1秒)名前: そのボイスの音量を下げる ⇄ 下げない / 数: 値を変えられるようになる / パターンの名前・拍子: 選べるようになる / マス: 下げる ⇄ 下げない / <: ホームへ
長押し(0.6秒)パイメニューパイメニュー(上が CANCEL = 元の値へ戻す)パイメニュー

パイメニュー: 上 INFO(デバッグ画面。途中なら CANCEL)/ 右 DUCK OFF(ダッキングを止める)・DUCK ON(戻す) / 下 BACK(何もしない)/ 左 BLANK(画面を消す)。ダッキングの ON / OFF はこの右の扇だけでできます。

画面の見方(ホーム)#

Duck の画面: ホーム(カーソルは DEPTH)
ホーム(カーソルは DEPTH)
表示意味範囲(最初の値)
A2(右上)いまの SET の曲番号(演奏会のプログラムの番号。曲ごとの設定)A1〜Z99・まだ付けていなければ --(--)
DEPTH下げたときの底が、元の音量(BASE)の何% か。数を大きくするほど浅くなる0〜100%(18%)
PATTERN1小節のどこで下げるか(パターンの画面)用意されたパターン7つ + 自分用4つ(BEAT = 毎拍)
ATTACK下げ始めてから底に着くまでの時間1〜200ms(15ms)
RELEASE底から元の音量へ戻りきるまでの時間10〜2000ms(340ms)
GROUPS音量を下げるボイス(多いと 5 VOICES のように数、無ければ NONE)(U1)

パターンの画面#

PATTERN で押すと開く画面です。

Duck の画面: パターンの画面(用意されたパターンの BEAT・4/4)
パターンの画面(用意されたパターンの BEAT・4/4)

上の3行はホームと同じ形の図です。その下にパターンの名前と拍子、マス1〜16の箱(塗りは音量を下げるマス)が並びます。

名前音量を下げる所
BEAT毎拍(最初の値)
HALF1拍目と3拍目
2&42拍目と4拍目
OFFBEAT8分の裏
8TH8分ごと
16TH16分ごと(ボイスが多くて速い曲では、下げる回数を間引きます)
6/86/8 の1拍目と4拍目(付点4分)
USER1〜USER4自分で作るパターン(最初はどれも BEAT と同じ)

GROUPS の格子#

GROUPS で押すと開く画面です。

Duck の画面: GROUPS の格子(U1 だけ音量を下げる)
GROUPS の格子(U1 だけ音量を下げる)

曲ごとの設定(SET)#

1回の演奏会で何曲も Duck を使うとき、曲ごとに設定を30曲ぶん覚えておけます。それぞれの SET には、演奏会のプログラムの曲番号(A2・D8・B12 など。英字1字と1〜99の数字)を付けて見分けます。Maestro と Ghost にも同じ曲番号を付けてそろえます。準備と曲と曲の間の手順は 演奏会で曲を替える を見てください。

Duck の画面: 曲番号を付けている途中(数字を回している)
曲番号を付けている途中(数字を回している)
Duck の画面: 同じ曲番号がほかの SET にあるとき
同じ曲番号がほかの SET にあるとき

よく使う操作#

困ったとき#

注意書きは上の形の部分が白黒反転して出ます(大きな言葉と次にすること)。

Duck の画面: NO MIDI / CHECK CABLE
NO MIDI / CHECK CABLE
Duck の画面: NO CLK / START RHYTHM
NO CLK / START RHYTHM
Duck の画面: DUCK OFF / HOLD > DUCK ON
DUCK OFF / HOLD > DUCK ON
Duck の画面: NO GROUP / GROUPS > PUSH = ON
NO GROUP / GROUPS > PUSH = ON
画面意味次にすること
DUCK OFF / HOLD > DUCK ONパイメニューでダッキングを止めている長押し → 右の DUCK ON → 離す
NO MIDI / CHECK CABLEEL から1秒以上何も来ていないEL SIDE のケーブル・Node の緑のランプ・Node の EL OUT / EL IN を確かめる
NO CLK / START RHYTHMリズムのスタートを受けたのに、拍の信号が0.5秒以上来ていないEL のリズムを一度止めて、もう一度スタートする。EL のリズムが止まっているのに出ているときは、ストップの信号を受け損ねています(スタートして止めると消えます)
EEPROM? / CHECK SETTINGS保存した設定が読めず、最初の値で動いている値を見直して確定する(保存できれば消える)
NO GROUP / GROUPS > PUSH = ON音量を下げるボイスが1つも選ばれていないGROUPS の格子でボイスの名前を押して ON にする

前の演奏会の曲番号を全部外す#

  1. 長押し → 上の INFO でデバッグ画面を開きます。
  2. 回して CLEAR NUMBERS へ → 押す → 右へ回して YES → 押す。DONE と出たら終わりです(NO のまま押せば何もしません)。
  3. 外れるのは30曲ぶんの曲番号だけです。各 SET の DEPTH などの設定と、電源を入れたときの SET は残ります。

工場出荷に戻す#

  1. ノブを押したまま電源を挿す(または、長押し → 上の INFO)。デバッグ画面が開きます(見出し DUCK / v14 / DEBUG)。
  2. 回して FACTORY RESET へ → 押す → 右へ回して YES → 押す。DONE と出たら終わりです(NO のまま押せば何もしません)。
  3. EXIT で押すとホームへ戻ります。

戻る値: DEPTH 18% / ATTACK 15ms / RELEASE 340ms / 音量を下げるボイスは U1 だけ / BASE はすべて 127 / パターンは BEAT(自分用も全部 BEAT と同じ形)/ 拍子は 4/4。SET は30曲ぶん全部この値に戻り、曲番号も全部外れて、1つ目の SET(--)から始まります。