ガイドの目次
  1. はじめに
  2. はじめての接続
  3. Node
  4. ノブと画面
  5. Duck
  6. Ghost
    1. これは何か
    2. つなぎ方
    3. 電源の入れ方・切り方
    4. ノブの操作
    5. 画面の見方
    6. よく使う操作
    7. 映像をプロジェクターに流す
    8. 困ったとき
    9. 設定のバックアップと SD カードを替えるとき
    10. 工場出荷に戻す
  7. Maestro
  8. 演奏会で曲を替える
  9. 困ったとき
  10. 対応機種

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Ghost の使い方

これは何か#

エレクトーンのリズムのスタートに合わせて、伴奏を流す機器です。エレクトーンでリズムをスタートすると鳴り始め、ストップすると止まります(Ghost に「再生」「停止」のボタンはありません)。曲の出し入れはスマホやパソコンのブラウザから、本番中の操作はノブで行います。

SEQ ごとに分けた曲は、エレクトーンの SEQ.1〜4 のボタンで ON にしたパートだけが鳴ります(分けていない曲は SEQ に関係なく、スタートで頭から鳴ります)。

曲に映像を付けると、HDMI からプロジェクターへ伴奏と一緒に流せます(曲ごとに1本。映像をプロジェクターに流す)。

つなぎ方#

Ghost には刻印が無く、端子の名前はデカール(貼った紙)に書いてあります。正面(端子の無い面)から見て:

面端子の名前(デカール)何を挿すか
左側面EL SIDE - 5V OUTLAN ケーブルで EL の Node の NEXT DEVICE(または Duck の NEXT DEVICE / Maestro の NEXT DEVICE)
右側面NEXT DEVICE - NO POWER使わなければ空けておく
背面PWR 5VRaspberry Pi 用の USB-C 電源(これが Ghost の電源)
背面AUDIO OUT3.5mm のケーブルでミキサー・スピーカーへ(伴奏の音はここから出ます)
背面HDMI映像を流すときだけ。HDMI ケーブルでプロジェクターへ(短い変換ケーブルが挿してあります。抜かないでください)。音は出ません
画面ノブEL SIDE5V OUTNEXT DEVICENO POWERPWR 5VHDMIAUDIO OUT手前(ノブの側)
Ghost の端子。上から見た図。下が手前(ノブのある側・演奏する人の側)
EL 1NodeMaestroGhostMIDINEXT DEVICEEL 1NEXT DEVICESEND ONLYEL SIDE
Maestro の親のエレクトーンに合わせるとき
EL 1NodeGhostMIDINEXT DEVICEEL SIDE
Ghost だけのとき

Ghost は信号を受け取るだけの機器なので、Maestro の NEXT DEVICE の先に置けます。

電源の入れ方・切り方#

  1. PWR 5V に電源を挿します。画面が点くまで数十秒かかります。
  2. 起動のアニメーションが流れます。ノブを押すと飛ばせます。
  3. ホームの画面になります。電源を入れると、いつも STANDBY(リズムが来たら鳴らす状態)から始まります。最後に選んでいた曲とセットリストは覚えています。

切るとき: 一覧の POWER OFF で押す → 回して YES → 押す。画面に「終了しています / 10 秒待って電源を抜く」と出たら、10秒待ってから電源を抜きます。いきなり電源を抜かないでください。

Ghost の画面: POWER OFF の後の画面
POWER OFF の後の画面

いきなり抜いてしまっても、曲と設定はたいてい残ります。ただし抜いたときに保存の途中だった操作は、前の状態に戻ることがあります。それでも、ふだんは POWER OFF で切ってください。

ノブの操作#

操作ホーム一覧値を変えている途中
回す右へ回すと一覧に入るカーソルが動く(いちばん上からさらに左へ回すとホーム)値が変わる
短く押す一覧のいちばん上へ値を変えられるようになる確定
長押し(0.6秒)パイメニューパイメニューパイメニュー(上が CANCEL)

パイメニュー: 上 INFO(デバッグ画面。途中なら CANCEL)/ 右 STBY OFF(鳴らさない状態にする)・STBY ON(戻す) / 下 BACK(何もしない)/ 左 BLANK(画面を消す)。

画面の見方#

ホーム

Ghost の画面: STANDBY(右下は曲番号)
STANDBY(右下は曲番号)
Ghost の画面: PLAYING
PLAYING
状態の言葉意味
STANDBYリズムのスタートを待っている(スタートすれば鳴る)
PLAYING鳴っている
LOADING曲を読み込んでいる(数秒)
STANDBY OFF鳴らさない状態(スタートしても鳴らない)

右下は、セットリストを選んでいるときの曲番号(プログラムの番号)です。曲番号はブラウザで付けます(よく使う操作 の「曲番号を付ける」)。曲番号が1つも無いセットリストでは SET 3/12(12曲のうち3曲目)、曲番号を付けたセットリストで付いていない曲は SET -- と出ます。一覧の SET # の行では、曲番号の無い曲は #3 のように何曲目かで出ます。

いちばん下の行には、操作が効かなかったときだけ知らせ(⚠ 届かない: … など)が出ます。

一覧(上から。一度に5行見えます)

Ghost の画面: 一覧(セットリストを選んでいるとき)
一覧(セットリストを選んでいるとき)
項目内容
SONG鳴らす曲
SET #セットリストの曲番号(セットリストを選んでいるときだけ。曲番号の無い曲は #3 のように何曲目か)。Maestro と Duck の SET はこの曲番号にそろえます(よく使う操作)
CONCERTセットリスト(曲順のリスト)。NONE は使わないとき
STANDBYON / OFF
SEQ1〜SEQ4パートごとの音量(-20.0〜+0.0dB、0.5dB 刻み)。その曲にあるパートの行だけ出る。エレクトーンの SEQ でそのパートが ON のときは ♪ が付く。分けていない曲は VOLUME の1行
OFFSETその曲の鳴り始めのずれ(-500〜+500ms、1クリック 1ms)。プラスにすると早く鳴る。次のスタートから効く
VIDEO OFS映像のずれ(-250〜+500ms / 5ms 刻み。全部の曲で共通)。プラスにすると映像が早く出る。止めている間は回すと静止画のコマがすぐ動き、鳴っている間に変えると次のスタートから効く。映像を流す仕組みが動いているときだけ出る
LIGHT OFS光るマイクのずれ(-250〜+250ms / 5ms 刻み。全部の曲で共通)。プラスにすると光が早く出る(客席の奥で音が遅れて聞こえるならプラス)。鳴っている間に回してもその場で効く。光るマイクがつながっているときだけ出る
NETWORKスマホ・パソコンからつなぐための情報(よく使う操作)
POWER OFF電源を切る準備(電源の入れ方・切り方)

SEQ と OFFSET の行は、曲が選ばれているときだけ出ます。VIDEO OFS の行は曲に関係なく出ます(映像を流す仕組みが動いていれば)。LIGHT OFS も同じです(光るマイクがつながっていれば)。

よく使う操作#

映像をプロジェクターに流す#

曲ごとに1本の映像を、伴奏と同じタイミングで流します。エレクトーンのリズムをスタートすると映像も動き出し、ストップすると止まって次に始まるコマで待ちます(プロジェクターを「信号なし」にしません)。映像の無い曲のあいだは黒です。⚠ 映像はまだ実機で確かめていません。

  1. 映像を作る(パソコンで): 映像の0秒が伴奏の音の0秒です。頭の空き小節も、音と同じ長さだけ映像にも空けておきます。映像は、ブラウザの曲の画面に出る変換アプリ(リンクと QR)で Ghost 用に変換してから入れます。変換はいつもの Wi-Fi かモバイル回線で行い、入れるときに Ghost の Wi-Fi へ戻します。Ghost の中では変換しません。パソコンで自分で作る人向けの説明(形の条件と ffmpeg の1行)は、曲の画面の「パソコンで自分で作るとき(くわしい人向け)」を開くと出ます。
  2. 入れる(ブラウザ): 曲の画面の「映像」で「変換した映像を入れる」→ ファイルを選ぶ。送ったあと Ghost が形を確かめ、合わなければその理由と変換アプリへの案内が出ます。13分の映像(約600MB)は Wi-Fi で数分かかります。スマホは画面が消えると送信が切れるので、パソコンから送ってください。入れ替えるときは「取り替える」、消すときは同じ欄の「消す」。スタンバイ中・演奏中は映像を取り替えることも消すこともできません(音量・タイミングと同じです。ボタンが押せなくなり、解除の案内が出ます)。変えるときは、本番の画面のスライドでスタンバイを解除してから変えます。
  3. 合わせる(VIDEO OFS): プロジェクターは映すまでに少し遅れます(機材によって30〜150ms ほど)。
    • 音(エレクトーンと伴奏)を先に OFFSET で合わせてから、映像を合わせます(OFFSET を動かすと映像も一緒に動きます)。
    • 映像が遅れて見えるならプラスへ、早く見えるならマイナスへ。一覧の VIDEO OFS で押す → 回す → 押して確定。ブラウザの「Ghost」の画面の「映像のずれ」のボタンでも同じです。
    • 拍ごとに光る・鳴る確かめ用の映像で合わせると分かりやすいです。値は会場とプロジェクターごとに変わります(全部の曲で1つ)。
  4. 映像の無い曲・電源を入れた直後の絵は黒です。ブラウザの「Ghost」の画面の「映像が無いときの画像」で PNG の静止画(1920×1080)に差し替えられます。

困ったとき#

注意書きはホームの上半分が白黒反転して出ます(大きな言葉と次にすること)。

Ghost の画面: STANDBY OFF / HOLD > STANDBY
STANDBY OFF / HOLD > STANDBY
Ghost の画面: NO MIDI / CHECK CABLE
NO MIDI / CHECK CABLE
Ghost の画面: NO CLK / START RHYTHM
NO CLK / START RHYTHM
画面意味次にすること
STANDBY OFF / HOLD > STANDBY鳴らさない状態にしている長押し → 右の STBY ON → 離す
NO PLAYER / WAIT / REBOOT音を鳴らす仕組みが止まっているしばらく待つ。戻らなければデバッグ画面の REBOOT
NO MIDI / CHECK CABLEEL から1秒以上何も来ていないEL SIDE のケーブル・Node の緑のランプ・Node の EL OUT / EL IN を確かめる
NO CLK / START RHYTHM鳴っているのに、拍の信号が2秒以上来ていないEL のリズムを一度止めて、もう一度スタートする。EL のリズムが止まっているのに出ているときは、ストップの信号を受け損ねています(スタートして止めると消えます)
NO SONG / ADD SONG IN WEB曲が1つも入っていないブラウザで伴奏のファイルを取り込む。取り込んだ曲は Ghost が自動で読み込みます
NO SONG / SELECT SONG曲が選ばれていない一覧の SONG で選ぶ
NO VIDEO / CHECK HDMI映像のある曲なのに HDMI が外れている(音は鳴ります)HDMI のケーブルとプロジェクターの電源・入力を確かめる
NO VIDEO / WAIT / REBOOT映像を流す仕組みが止まっている(音は鳴ります)しばらく待つ。戻らなければデバッグ画面の REBOOT
NO VIDEO / UPLOAD IN WEB映像のファイルを読めない(音は鳴ります)ブラウザで映像を入れ直す
NO LIGHT / CHECK LIGHT光の台本のある曲なのに、光るマイクから返事が無い(音は鳴ります)マイクの USB の電源と、Ghost の Wi-Fi の近さを確かめる
NO LIGHT / WAIT光の台本を送っている途中・時計を合わせている途中しばらく待つ
NO LIGHT / UPLOAD IN WEB光の台本が壊れているブラウザで光の台本を入れ直す
NO LIGHT / SET LAYOUT IN WEB光るマイクの形が設定されていない・合わないブラウザの「Ghost」の画面の「光るマイク」の「マイクの形」で設定する
NO LIGHT / UPDATE LIGHT光るマイクの中のソフトが古く、この台本を読めない担当の人に光るマイクを新しくしてもらう(USB でつないで書き直します)

設定のバックアップと SD カードを替えるとき#

SD カードは壊れることがあります。設定を変えたら(本番の前など)、ブラウザの「Ghost」の画面の「設定のバックアップ」で「ファイルに書き出す」を押し、ファイルを保存しておきます(設定だけなら数KB。ファイル名に日付が入ります)。

SD カードを替えるとき

  1. 新しい SD カードに Ghost のソフトを入れます(担当の人の作業です)。
  2. スマホかパソコンを Ghost の Wi-Fi につなぎ、ブラウザで「Ghost」の画面を開きます。曲がまだ無いので「曲がありません」と出ます。「設定のバックアップ」はそのまま使えます。
  3. 伴奏も含めたファイルなら、「ファイルから戻す」でファイルを選びます。Ghost が中身を確かめ、戻すものと入れ替わるものを見せるので、確かめて「戻す」を押します。曲と設定がまとめて戻ります。
  4. 設定だけのファイルなら、先に曲を取り込みます(曲名は前と同じにします)。それから「ファイルから戻す」。Ghost に伴奏のファイルが無い曲は戻さずに曲名を知らせるので、その曲を取り込んでから同じファイルでもう一度戻します(取り込むと音量とタイミングは0に戻るので、取り込んだ後に戻します)。

工場出荷に戻す#

  1. デバッグ画面を開く: 長押し → 上の INFO。または、ノブを押したまま電源を挿し、画面が点くまで押し続けて、GHOST / PANEL v3.4 が出てからさらに 1秒押し続ける。見出しは GHOST / v3.4 / DEBUG です。
  2. 回して FACTORY RESET へ → 押す → 右へ回して YES → 押す。Ghost が再起動します(NO のまま押せば何もしません)。
  3. 戻るのは「最後に選んだ曲」と「選んでいたセットリスト」の記録だけです(どちらも選んでいない状態になります)。曲・セットリストの中身(曲番号も)・音量・OFFSET・映像・VIDEO OFS・光の台本・LIGHT OFS は消えません。

同じデバッグ画面の REBOOT(押す → YES → 押す)で、再起動だけもできます。EXIT で押すとホームへ戻ります。